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支援と教育のあいだで|児童福祉の新しい役割

こんにちは、特定非営利活動法人太陽の村です🌞

子どもと向き合う仕事には、
「支援」と「教育」という二つの大きな領域があります。

しかし実際の現場では、その境界線が驚くほど曖昧になる
瞬間も多いもの。私たちが日々感じるのは、支援は教育の
代わりではなく、教育は支援の代わりでもないということ。

どちらでもない“あいだの領域”にこそ、
児童福祉の新しい価値が広がっているという実感です。

支援と教育はどこが違うのか

支援と教育は似ているようで、
目的やアプローチが大きく異なります。

教育が「できるようになるための学習」を担うのに対し、
支援は「その子が安心して学べる状態を整える」ことが
中心になります。

学びを押し広げる前に、まず気持ちや環境を
安定させることが求められます。

🍀 子どもに必要なのは「教える」と「支える」の両方

児童福祉の現場では、学習の前提となる“土台作り”に関わる場面が多くあります。

💙 気持ちの浮き沈みに寄り添う
💙 不安な場面では言葉を整理する手助けをする
💙 生活リズムや習慣づけを一緒に考える

こうした関わりは、
直接“学習を教える”わけではありません。

しかし、この段階が整って初めて、子どもは学校での学びや
社会での経験を吸収できるようになります。

支援と教育の境界は明確に分けられるものではなく、
グラデーションのように重なり合っているのが現実です。

学びを支える“第三の立ち位置”としての児童福祉

児童福祉は学校のように授業を提供する場所ではありません。それでも、子どもが安心して学べるように
“学びの前提条件”を支える重要な役割を担っています。

例えば、自己肯定感が揺らいでしまっている子どもに
とっては、いきなり教科の内容に向き合うのは
負荷が大きくなりがち。

そんなとき、まず「受けとめてもらえる場所」があるだけで
心の負担が軽くなります。安心できる環境が育つと、
新しいことに向かう力が自然と湧いてきます。

これは教育ではなく“支援”だからこそできる関わり方。

非認知能力と呼ばれる、物事に取り組む姿勢や集中力、
感情のコントロールといった力も、日々の関わりの中で
少しずつ育まれて行くもの。

学力とは別のこの力が整うと、学校での経験もスムーズに
積み上げられるようになります。

児童福祉の現場は、この“学びの土台”を形づくる
大切な場所なのです。

支援者だからできる“教育にない価値”

支援の仕事に携わる人は、先生とはまた違った距離感で
子どもと関われます。

評価や成績に焦点を当てる立場ではないため、子どものペースを大切にできる関わり方が特徴です。

子どもの「できる瞬間」を育てる関わり

支援者は、生活の中の小さな成功体験を
一緒に積み重ねる存在です。

✅前より少し長く集中できた
✅緊張する場面で自分の言葉を選べた
✅苦手な相手とも落ち着いて話ができた

学校では見落とされてしまいがちな“ちょっとした変化”が、
支援の現場では大切な成長のサインになります。
こうした変化をキャッチし、次のステップへつなげることが
支援者の役割なのです。

また、支援者は決められた枠にとらわれず、
子どもの状態に合わせて柔軟にアプローチを変えられます。
教育とは異なる自由度の高さが、子どもの心をほぐす
きっかけになることも少なくありません。

教育でも支援でもない“子どもの成長を支える場”へ

太陽の村は、模原市・町田市を拠点に、
支援と教育のどちらかに偏るのではなく、
その“あいだ”にある役割を大切にしています。

子どもが安心して過ごせる環境を整えながら、
必要なタイミングで学びへのステップにつなげる。
そのために、支援者が無理なく向き合える働き方づくりにも
力を入れています。

教育の現場では補いきれない部分を支え、
支援だけでは届かない学びの芽を育てる──
そんな新しい価値に共感できる方は、
ぜひお問い合わせください。

子どもの変化に寄り添い、
一緒に成長を支える仲間をお待ちしています。

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#福祉 #教育 #支援 #児童 #成長 #学び #模原市 #町田市


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