こんにちは。特定非営利活動法人太陽の村です🌞
「話を聴くこと」は、日常のどんな場面にもある
ごく自然な行為。
ただ、福祉の現場で求められる“聴く”は、会話の内容だけを
追いかけるものとは少し違います。
言葉の先にある気持ち、沈黙に含まれた不安、
選びきれない理由。
そうした背景を受けとめる姿勢が、支援の質を左右する
ことがあります。
「理解しよう」と力むほど、相手の言葉を急いで解釈しがち
になりますが、大切なのは正解を探すことではなく、
目の前の人のペースを尊重すること。
“わかろうとしすぎない”という姿勢
支援の場では、相手の気持ちを理解しようと一生懸命に
なるほど、思わぬすれ違いが生まれることがあります。
理由を探ろうと質問が増えたり、励まそうと意図を
添えすぎたり。
悪気はなくても、相手にとっては「急かされている」と
感じる場面も少なくありません。
👀 聴く姿勢を整えるための視点
人の気持ちは、本人にとっても整理しきれないことが
あります。そこで役立つのが、相手の変化を急がせない
姿勢です。
✅返答を急がず、間をそのまま受け取る
✅理由を決めつけず、話の順序を相手に委ねる
✅良い・悪いで判断せず、そのままの気持ちを尊重する
「理解しなければ支援できない」という考えをいったん横に
置くと、相手の表情や声の調子、迷い方など、言葉以外の
情報が見えてきます。
その積み重ねが“信頼して話してもいい相手”という印象に
つながり、支援の土台になっていくのです。
変化の兆しは、言葉の外側に現れる
支援の成果は、目に見える行動だけでは測れません。
気持ちがふっと緩む瞬間や、選ぶ言葉が少し変わる瞬間など
ほんの小さな変化が前進につながることもあります。
🧡 気持ちの動きに目を向ける
福祉の仕事では、変化を急がず「今」を丁寧に扱う
視点が求められます。
✅昨日より疲れた様子なら、その背景に気持ちの揺れを
想像する
✅語尾がやわらいだなら、話しやすさの高まりを読み取る
✅言葉に詰まったら、無理に埋めずに一緒に待つ
こうした小さな手がかりに気づけるのは、人と向き合い
続ける職種ならではの強み。
“すぐに変化が表れなくても、確かに前に進んでいる”
という実感を支えているのが、この観察と寄り添いの
積み重ねです。
支援者自身の言葉も、相手の安心をつくる
聴くことが大切だからこそ、支援者が発する言葉にも
重さがあります。
相手の状況を変えようとする言い回しや、励ましすぎる
表現は、時にプレッシャーになることがあります。
🤲 一緒にいる時間が支援になる
支援者の言葉が相手を追い込まないよう、太陽の村では
次のような姿勢を大切にしています。
✅価値観を押しつけない
✅答えを急がない
✅選択肢を提示しつつ、決定は本人に委ねる
“話す量”ではなく、“相手の安心につながる言葉かどうか”
という視点でコミュニケーションを選び取ることが、
信頼関係を築くうえで欠かせない要素になります。
聴く力を育てられる環境で働くという選択
特定非営利活動法人太陽の村では、模原市・町田市を拠点に
子どもや家庭が安心できる関わりを大切にしています。
支援の場で求められる「聴く力」は、一日で身につくもの
ではありません。観察し、寄り添い、時に立ち止まりながら
育っていくもの。
太陽の村では、利用者の変化だけで支援を判断するのでは
なく、その過程も大切にしています。
小さな表情の変化に気づけたり、沈黙の意味を考えたり、
言葉にしづらい気持ちに寄り添ったり。
そうした姿勢が、相手の安心につながり、支援の質を
高めていきます。
人と向き合う仕事に興味がある方、コミュニケーションの
あり方に関心がある方にとって、太陽の村の現場は新しい
気づきを得られる環境です。
聴く力を磨きながら働きたい方は、ぜひ一度お問い合わせ
ください。お待ちしております。
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